臨床検査科
臨床検査には患者様の血液・尿などを検査する「検体検査」と、患者様に直接触れて検査を行う「生理機能検査」があります。「検体検査」では身体に含まれる様々な成分を分析して身体の状態を把握します。「生理機能検査」は生体の機能を調べる検査で、心電図や超音波検査のように患者様から得られた波形や画像を解析して診断の補助にします。
当院臨床検査科では臨床検査技師という国家資格を持つ医療スタッフが業務にあたり、正確かつ迅速に検査結果を主治医へ報告することで、患者様の病気の診断や治療、病状の回復に役立てるように努めています。
検査科内で行っている検査
<検体検査>
生化学検査:血液に含まれる化学物質を、自動分析装置を用いて測定しま
す。肝機能検査(AST、ALTなど)、腎機能検査(BUN、ク
レアチニンなど)、脂質検査(総コレステロール、HDL)
等、計25項目の検査を実施しており、至急検査の場
合、採血終了後30~40分で結果を医師に報告できる環境を
整えています。
血液検査:血液に含まれる細胞成分(赤血球、白血球、血小板)の数や形
態を調べます
尿検査:尿中に糖や蛋白、赤血球が含まれているかどうか調べます
便潜血検査:便の中に血液が混ざっているかどうかを調べます
そのほかに、肝炎ウイルス検査、インフルエンザ検査、ノロウィルス検査を行っています
<生理検査>
心電図検査:心臓の動きを電気的な波形に現して記録し、心臓の状況を把握
します。とくに心臓の活動の異常によって現れる不整脈の診断
には不可欠な検査です
負荷心電図:踏み台を昇り降りして心臓に負荷を掛け、負荷前後の心電図波
形を比べます
超音波検査:人の耳には聞こえない超音波を利用して、体の内部を観察する
検査です。肝臓や膵臓などの腹部臓器、腎臓や膀胱などの泌尿
器、頸動脈などの血管、乳腺や甲状腺などの表在臓器など、検
査の対象となる臓器はさまざまです。
呼吸器検査:肺の働きを調べる検査です
聴力検査:耳の聞こえを調べる検査です